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ニューヨーク・交通機関情報

ニューヨーク市は世界有数の公共交通機関が発達した都市で東京に匹敵する整備状況といえます。アメリカを旅行する場合、レンタカーが必要なことがほとんどですが、ニューヨークの場合は全くその必要はありません。鉄道、バスといった公共交通機関網がほぼ全域をカバーしていて運転頻度も非常に高いのでルートや行き先の方向さえ間違えなければ移動は簡単です。ここではそうした交通機関の情報について紹介します。

1. 日本→ニューヨーク  
2. 機内持ち込み荷物について  
3. ニューヨークの空港  

3.1 JFK空港到着時の手続き  

3.2 JFK空港からマンハッタンまでの交通手段

3.3 ラ・ガーディア空港からマンハッタンまでの交通手段  

3.4 ニューアーク空港からマンハッタンまでの交通手段  
4. マンハッタンと接続する橋とトンネル 
5. ニューヨークのレンタカー
6. ニューヨークのタクシー(イエロー・キャブ) 
7. ニューヨークの地下鉄

8. ニューヨークのバス
9. ニューヨークの鉄道

9.1 グランド・セントラル・ターミナル

9.2 ペンシルバニア・ステーション

9.3 MTAメトロ・ノース鉄道

9.4 MTAロングアイランド鉄道

9.5 パス・トレイン  

9.6 NJトランジット

9.7 MTAスタテン島鉄道

9.8 アムトラック

10. 水上交通機関

 日本→ニューヨーク

旅行に必要なもの
パスポート : パスポートを新規に取得する場合、在住の都道府県の旅券課窓口で手続きが必要です。準備するものは、「一般旅券発給申請書」「戸籍抄本(発行から6ヶ月以内)」「住民票の写し(本籍入り・発行から6ヶ月以内)」「写真(6ヶ月以内に撮影したもの・45mm x 35mm)」「身分証明書(運転免許証など)」「前回取得したパスポート」です。身分証明書は運転免許もしくは失効から6ヶ月以内のパスポートがあれば可。ない場合はいくつかの証明書類の組み合わせが必要です。(A群から1つ、B群から1つ、もしくはA群から2つ必要)

A群:健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、船員保険証、国民年金手帳、船員保険年金証書、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書と登録員、身体障害者手帳
B群:学生証、会社の身分証明書、公的発行の資格証明書、6ヶ月以上経過した失効パスポート

なお、パスポートの有効期限は帰国日まで有効であることが必要。

ビザ : 滞在期間が90日以下の短期商用もしくは観光目的であること、日本への帰国の航空券を所持していることを条件にビザ免除プログラムが適用されます。この場合機械読み取り式のパスポートである必要があります。同プログラムで年間にアメリカ国内で滞在できる期間は180日が限度とされています。これは厳密な規定ではないため1,2日程度の超過の場合は看過される可能性もありますが、実質年間の半分を米国内で過ごす行為は「生活拠点が米国にある」とみなされても不思議ではないため「日本に生活拠点がある観光もしくは短期ビジネス目的の入国」と認定されにくいことは確かでしょう。

その他 : トラベラーズ・チェック+現金、クレジット・カード、往復の航空券。

航空券
航空券に以下の種類があります。ほとんどの場合あまり意識する必要はありませんが、不慮の予定変更、紛失などに際して自分の購入したチケットが何なのか理解しておいた方がよいでしょう。

正規航空券 : IATA(国際航空運送協会)で定められた正規運賃のチケット。年間を通して同一価格で割高。IATA加盟のどのエアラインにも搭乗でき途中での降機や他社便への乗り換えなどの融通がききます。購入後1年以内で出発前であればキャンセル料なしで払い戻しできます。

PEX / ZONE PEX : IATAが認可した割引航空券。エアライン共通で均一料金のPEXとエアライン毎に値段が変わるZONE PEXがあります。ZONE PEXチケットは最大70%までの割引が認められています。場合によっては格安航空券より安くなる場合もあります。90日オープンなど制限付きのオープンの場合が多いです。

格安航空券 : IATAのバラ売り航空券や団体ツアー用の割引航空券などを旅行会社が格安で販売しているもの。航空会社を選べない、往復日程ともフィックスになるなど制限も多いですが、値段が安いこともあり、大多数の旅行者が利用するのがこれです。マイレージが付く・付かないはエアラインに確認してください。

航空券購入契約 : 格安航空券を代理店経由で購入する場合、一般的に契約が成立するのは予約を受け予約金もしくは代金全額の入金が確認できた時点となります。

オープンジョー : オープンジョーとは、行きの到着地と帰りの出発地が異なるチケットです。例えば成田→LAX、JFK→成田などの場合。

ストップオーバー : ストップオーバーとは経由地で24時間以上滞在があるケースで使われる言葉です。単なる乗り継ぎの場合は使われません。

Eチケット : 最近増えているのがEチケットです。パスポートがあればチケットそのものが不要なため紛失の心配がありません。ただし、紙に印刷した控えは持っておきましょう。国内線ではチケットレスで直接パスポート番号やクレジット・カードによって購入するチケットも増えています。

航空券と搭乗券 : 航空券はAir Ticketでチェックイン後に搭乗券(boarding pass)を受け取ります。指定された座席番号が印字されているのが「搭乗券」の方になります。乗り継ぎがある場合、間違って航空券の綴りを余計に切り取られてしまったり、切り離されてしまったせいで紛失することもありますので注意しましょう。

成田からニューヨークまでの運行便情報
2008年11月現在、成田空港からのニューヨーク行き便は以下の通りです。
航空会社 コードシェア 成田発時刻 JFK着時刻 機種
全日空 NH10 タイ国際航空 TG6096
ユナイテッド航空 UA9671
シンガポール航空 SQ5910
11:00 09:30 777
日本航空 JL006 アメリカン航空 AA5820 11:30 10:05 747-400
*ユナイテッド航空 UA890 18:40 19:30 747-400
日本航空 JL048 アメリカン航空 AA5825
ブリティッシュ・エアウェイズ BA4604
18:40 17:10 747-400
アメリカン航空 AA168 日本航空 JL5014
ベトナム航空 VN6912
19:30 18:05 777
*コンチネンタル航空 CO08 ノースウエスト航空 NW6008
ベトナム航空 VN6912
17:45 16:20 (EWR) 777

成田空港→JFK空港までの所要時間は12時間30分〜17時間30分と最長路線の一つです。
*UA890はロサンゼルス経由便です。
*CO008はJFK空港ではなくニューアーク・リバティ空港行きです。
ノースウエスト航空と合併した新生デルタ航空では2009年6月より成田-JFK線を就航予定です。
保険
必ず保険に入りましょう。空港でも加入できますが自宅から空港の移動も保険対象になるのでできるだけ事前加入しておきましょう。海外で何かあって請求する場合に必要なものはおよそ以下の通りです。
■病気・怪我:治療費の明細書(領収書) a detailed account、医師の診断書(a medical certificate)、事故証明書(accident report)
■盗難 : 警察の盗難証明書(certificate of theft)、破損した物品の写真
■損害賠償責任(現地で自動車事故を起こした場合など): 診断書、治療費、破損させた物品の写真、事故証明書
歯の治療、持病の治療、妊娠・出産、現金・T/C・有価証券の盗難や紛失、戦争・暴動による被害、天災による被害に関しては原則として保険の免責となっています。詳細は保険加入時に確認してください。

空港でのチェックイン
空港到着時間は基本が出発の2時間前です。しかし、昨今のテロ対策その他警備の厳重化や繁忙期、出発が重なる時間帯の場合はチェックイン、両替、セキュリティ・チェック、出国手続き(パスポート・チェック)、搭乗・・・といずれも混み合うことになります。時期その他を考慮してできるだけ早めに空港に到着することをお薦めします。最近はE-チケット化が進みましたので、チェックインはセルフで行い、搭乗券を手にしてから荷物だけ預けるという進み方が一般的になりました。なお、チェックイン後事情その他で搭乗しないケースを「No Show」と言います。この場合預けた全員の荷物の確認が必要になり、大幅に遅延が発生することになります。緊急事態によりチェックイン後に搭乗しない場合は必ずチェックイン・カウンターでその旨を告げてください。

両替
両替のレートは空港の場合概して良いとは言えません。市中の外貨両替の方がレートが良いことが多いでしょう。また、混雑時は当然成田空港の両替窓口も混雑します。多少1ドル紙幣を多めに持っておくと良いでしょう。また$100や$50などの高額紙幣は大金を持参したり高価な買い物を現金でする予定がない限りは避けておくと便利です。窓口係員が対応してくれます。なお、成田空港の両替はパスポート・コントロールを抜けたエリアにもあります。

セキュリティ・チェック
出発ゲートにセキュリティ・チェックがあります。日本の場合はアメリカと比べると比較的甘めと言えます。が、金属製の大きなブレスレットやペンダント類、ベルト、携帯電話、キーホルダーと鍵・・・などは事前に手荷物鞄などにしまいましょう。   また、ライターの持ち込みは米国航空会社の場合は禁止です。成田空港ではラップトップPCなどを鞄から出す必要はありません。 アメリカの空港の場合は   持参するラップトップPCは鞄から出す必要があります。液体の入った透明袋も取り出してチェックを受けるなど、以前よりセキュリティ・チェックが煩雑となり主に旅行客側が慣れていないために通常よりも時間がかかるケースが散見されています。

2007年8月現在、ライターは機内には1人1個に限り持ち込みが許可となっています。チェックイン荷物での持ち込みは禁止です。また火力の強いトーチライター、ターボライターは機内持ち込みも引き続き禁止です。

パスポート・チェック
成田空港の場合、出国のパスポート・チェックのブースには外国人・日本人の区別がありませんので、並ぶ列によってはかなり混み合うことになります。渡航先のビザがない場合は帰国の搭乗券の提示が必要です。日本人は出国カードへの記入の必要はありません。また、機械読み取り式なので予めパスポート・カバーを外しましょう。

免税店
アメリカへ無税で持ち込めるお酒とタバコの量は決まっています。ニューヨークは特にタバコが1箱800円近くするので免税店で買って行かれる方は多いと思いますが、200本(1カートン)を超えると税金が掛かるので注意してください。なお、パスポート・チェックを出て以降の全ての売店が「免税」扱いとなっています。ただし、扱っている商品は出国手続き前のショッピング・モールの方が遥かに豊富でお店も多いので気を付けてください。成田空港では2006年の6月から第一ターミナルのサウス・ウィングがオープンしました。免税店エリアに多くの新しいお店がオープンしていますので、ショッピングを楽しむことができるでしょう。第二ターミナルの免税店も充実しています。ナリタ5番街と呼ばれ多くのブランド店などが出店しています。

荷物
預け入れ荷物
預け入れ荷物の個数、サイズと重さはエアラインによって無料となるが規定されています。事前に調べた上で個数・重量・サイズがオーバーとならないように注意しましょう。オーバーとなった場合はチェックインの段階で別途お金を払う必要があります。この点は厳密な場合、多少のオーバーを見逃す場合まちまちです。概ねエコノミー・クラスの場合は20キロ、ビジネス・クラスの場合は30キロ程度が目安です。荷物の個数は問われず総容積と総重量で超過金を課金されることになるようです。

なお、アメリカ行きの便は機内預け入れ荷物には鍵を掛けることができません。また任意ですが空港で荷物を一つ一つ丁寧に調べられることがありますので、できるだけ時間に余裕を持ってチェックインしましょう。最近はTSAロックと呼ばれる鍵が販売されており、この鍵を使えばTSA係官は専用の合鍵で開錠できるため施錠することができます。

機内持ち込み荷物
機内持ち込み荷物も大きさに制限があります。これは使用される飛行機の機材と関係あります。例えばアメリカ本土までが747-400だったとしても国内線乗り継ぎが小型の場合、あまり大きな手荷物の場合はチェックインしないとならず、個数が増え料金を徴収されるケースもあります。また混雑する便ではオーバーヘッド・ビンの許容量が不足します。可能な限り手荷物の大きさは小さく抑えるのがマナーと言えるでしょう。また、ビンは共用なので座席別に決まっているわけではありません。自分の席の上の収納庫が一杯だった場合は近くの空きスペースに入れることができます。

ANAの場合:「国際線の機内持ち込み手荷物は、カメラや眼鏡など身の回り品の他に、客室内の収納棚またはお客様の前の座席下に収納できるもので、3辺の和が115cm以内で、各辺の長さが55cm×40cm×23cm以内かつ10kg以下のもの1個まで、お客様ご自身の管理の下でお持ち込みいただけます。3辺の和には付属品部分(ハンドル、車輪など)を含みます。」…ANA SKY WEBより転載。こちらもご覧下さい。

JALの場合:「機内に持ち込むことができる手荷物は、身の回りの品(3辺の和が85cm以内のショッピングバッグ、ハンドバッグなど)1個の他、下記の条件の手荷物1個とし、また、両者の合計重量が10kgを超えないものとします。」…JALのHPより転載。こちらもご覧下さい。

UAの場合:「ユナイテッド航空で世界各地をご旅行の際、お客様は身の回りの品(杖など)の他、バッグ1個を機内に持ち込むことができます。お持ち込み荷物の大きさの制限は、3辺(縦×横×高さ)が55cm×35cm×22cm以内となります。」…UAのHPより転載。こちらもご覧下さい。

コンチネンタル航空の場合 : 「1 bag and 1 personal item, Size : 51 linear in or 130 cm (L+W+H), Weight : 40 lbs or 18 kg 」…コンチネンタル航空のサイトより転載。こちらもご覧下さい。

なお、アメリカのエアラインは全てライターの機内持込及び、預け入れ荷物にライターを入れることが禁止されています。マッチは4箱までOKです。最近では成田空港の売店でマッチを購入できますので、愛煙家の方も安心してください。また、搭乗ターミナル内の喫煙コーナーには自動車のライターと同じタイプのライターが備えられていますので、マッチがなくても最後の一服を楽しむことは可能です。

搭乗
テロへの警戒レベルに応じて米国航空会社便の場合は搭乗の際にももう一度手荷物検査を受けることがあります。これによって出発の遅れなどのリスクがあります。アメリカでのトランジット時間が短い場合はCAに事前にトランジットに関して相談しておくと良いでしょう。相談したことによって乗り継ぎ便が待ってくれることが保証されるわけではありませんが、到着後どうしたらよいか?など事前にCAから説明を受けておけば安心度が違うと思います。

搭乗は通常小さな子供を連れている乗客、障害者・幼児連れの乗客、上位クラス・マイレージのエリート客、エコノミー・クラスの後ろの列・・・の順に行われます。搭乗開始は出発の45分〜30分前に開始されることが多いので、自分の順番には搭乗ゲートに到着しているようにしましょう。チェックインしている全ての乗客の搭乗を基本的には待ちますが一人の遅れが大勢の迷惑に繋がります。また、優先搭乗した場合も、いたずらにオーバーヘッド・ビンを占領したりしてしまうことで、後の乗客が荷物を収納できず、結果して出発の遅れになるケースも多くあります。400人〜500人近い乗客がいることを忘れずに周囲に迷惑になる行為はお互いに控えたいものです。

機内にて
機内の温度と湿度
一般的に機内は寒く乾燥しています。窓際に近い席の場合、より寒いと感じることがあります。特に米系航空会社の場合機内の温度設定を22℃程度に設定することが多く(これはアメリカ人CAの体感によりそうしているらしいと聞きます。)日本人にはかなり寒すぎる設定ですので、機内では羽織れるものなどを用意するのが賢明でしょう。また乾燥しますので喉が弱い方の場合は眠る際にマスクをするといった対処も必要かもしれません。また、毛布ですがなかなか余った毛布というものを入手できない場合が多いようですので、寒さが苦手な方はひざ掛けなども用意した方が良いかもしれません。ビジネス・クラス以上の場合はさすがに、毛布もう一枚には応えて貰えると思いますが…

騒音
ジェット機ですので、翼より後ろは噴射音でかなりうるさいのですが慣れれば苦にならないという人もいます。前方席は比較すれば騒音はそれほど厳しくないと言えるでしょう。

航行時間
ニューヨークへは約12〜13時間のフライトになります。帰りは更に長く時間がかかり現在運航しているノンストップの国際線としても最長クラスに近いフライト時間です。従って特に何かしら暇つぶしのアイテムも考えなければいけません。ただし携帯電話など電波を発する機器はフライト中全て(ドアがロックされた後〜ドアが開放されるまで)電源を切らなければなりません。その他の機器は離着陸以外では使用することができます。

飲料
液体爆弾のテロのリスクによってペットボトルなど個人での持ち込み制限が始まって久しいのですが空港によってはセキュリティ・チェック以降購入した飲料を持ち込むことが許されています。もし持ち込めなかった場合は遠慮なくCAさんに飲料を要求しましょう。機内では水分を取った方がベターです。トイレの心配な方は窓際の席をできるだけ予約しましょう。

喫煙や禁止行為
機内は座席は勿論、いかなる場所での喫煙もご法度です。トイレなどで喫煙した場合煙探知機が検知してすかさず空港へ引き返すことになり他の乗客に迷惑がかかるだけでなく、当事者も厳罰に処されます。タバコは絶対に吸わないでください。喫煙していなくてもライターやマッチの火をつけることも禁止行為に該当します。機内は既に国外であり運航する航空会社の国の法律に支配されています。米系の場合はFederal Regulationという言葉が使われますが、「何とかなる」的な意識は絶対に持たず、CAの指示などにはきちんと従いましょう。乗務員の指示に逆らう行為は禁止行為です。電子機器の使用など機内での禁止行為については平成16年9月15日の国土交通省通達の改正航空法を参照してください。

リクライニング
離着陸時と食事の時間帯はリクライニング禁止です。リクライニングを巡ってはトラブルもありますし、トラブルとならなくても近隣の乗客に不快感を与えるもとにもなるのでお互いに気を使いましょう。

座席の移動
基本的には航空会社での役割の管轄で座席に関するものは地上係員の役割となっていますので原則としては席の移動は付加だと考えてください。ただし、空いている場合その他CAに相談することは可能です。しかし上述の通りCAには席を移動させる権限がないため、「移動したい」と申し出ることはイコールCAが他の人に替わって貰えるか一人一人聞くことになるということは理解しておきましょう。空いている便の場合は比較的移動は簡単ですが万が一事故が起きた場合、航空会社側の情報には席の移動は記載されませんので席番号を頼りに身元照合が必要になった場合に照合が困難になるというリスクがあります。

座席の善し悪し
これは一概には言えません。前方席は食事の給餌が早い、降機順が早いなどのメリットがあります。非常席前は足が伸ばせるというメリットがありますが大抵トイレに近く眠りたいのに落ち着かないというデメリットもあります。ニューヨーク便にはエアバスはありませんが、エアバスのトイレの場合乗客が閉め方がわからず空きっ放しになる…ケースもよくあります。壁の前の席は足が伸ばせるが、個人モニターのない機体では機内映画が見づらい、または映画のせいで明るくて眠れない、最後方席は左右が3列ではなく2列ですが、降りるのに相当待たなければならない。通路側はすぐに自由に立てるが奥の人のトイレ回数が多いと頻繁に起こされてしまう…などなど。どれも一長一短ですが3列席の真ん中は肘掛は誰のもの?的なジレンマもありやはり真ん中席はデメリットだけが目立つようです。運がよければオーバー・ブックや上級会員でビジネスに空きがあった場合などアップグレードもあります。が、これは運がよければ…の話ですね。


 機内持ち込み荷物について
TSA (Transportation Security Administration:アメリカ国土安全保障省)は2006年にロンドンで発覚した米国行き旅客機爆破テロ計画以降全面禁止としていた「液体」の機内持ち込みについて一部規定を緩め以下の持込を許可することとした。4オンスまでの液体市販薬に加え、赤ちゃんのミルク、糖尿病患者のブドウ糖、固体のリップスティックなども持ち込み許可となった。また、イギリス便も手荷物全面禁止を解きラップトップPCなどを含むブリーフ・ケース・サイズのバッグの持込は可能になっています。 2006/08/15

(1) 透明な入れ物に入れた3オンス以下のあれば液体・ジェル状化粧品
(2) セキュリティ・チェック通過以後に購入した飲物
については、TSAが規制を緩め持込が許可になっています。 2006/09/30

2006年11月18日現在、"3-1-1 on Air Travel"として、ジェルや液体の機内持ち込みに関するガイダンスが告知されています。容器は最大3オンス(85.05グラム)以下のボトル、1クォート(0.95リットル)以下の透明な再封可能なプラスチック製袋に入れる。袋は1人当たり1つまで。というのがルールです。

2006年12月19日、国土交通省・航空管理部による日本国内の空港を発着する航空機(国際線)への機内持ち込み荷物に関する発表によると、2007年3月31日より以下のように規制が厳しくなりました。詳しくは国交省のサイトをご覧下さい。

・あらゆる液体物は、100ミリリットル以下の容器に入れる必要がある。

(これは、容器の大きさが100以下であることが優先されます。)

・液体の入った容器は再封可能な容量1リットル以下の透明プラスチック製袋に入れる。

・旅客一人当たりの液体容器の入った袋の数は一つのみに制限。

・医薬品、ベビーミルク/ベビーフード、特別な制限食等については、適用除外。

・セキュリティ・チェックにてそれらの袋とラップトップPCは鞄から出して提示する。

・免税店等で購入した酒類等は機内持込が可能。

(ただし、乗り継ぎ先では当地での運用規定が適用される)

※これらの規定は「機内預け入れ(チェックイン)荷物」には適用されません。
※TSAの規定とほぼイコールですが、単位の違いによりTSA規定の方が若干小さくなります。

 ニューヨークの空港

ニューヨークには3つの空港があります。いずれもニューヨーク・ニュージャージー港湾公社が管理・運営・警備を行っています。一つ目はジョン・F・ケネディ国際空港でIATAコードはJFK。場所はクイーンズ区のジャマイカ湾に面していて3空港の中では最も大きく、マンハッタンからは約28Km。デルタ航空、ジェットブルー航空、アメリカン航空がハブ空港にしていて国際線の発着が一番多いのがJFK空港です。旧名称はアイドルワイルド空港と言います。二つ目はラガーディア空港でIATAコードはLGA。同じくクイーンズ区ですがマンハッタンに最も近い位置にあります。大型機の発着は行われず国際線は主にカナダとの間のフライトが中心で日本からの旅行者が利用する場合は国内線の乗り継ぎの場合に限られます。マンハッタンからは約10km。名称は元市長の名前にちなんでいます。三つ目はニューアーク・リバティー国際空港でIATAコードはEWR。ニューヨーク市内ではなく西隣のニュージャージー州ニューアーク市に位置しています。日本からはコンチネンタル航空の直行便が運航しています。911テロの後、名称に「リバティ」が加わりました。
[ニューヨーク三空港]
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空港・航空会社関連ニュース
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2008/08/28  :  全米各地でフライト遅延、FAAのソフトウェア・システムがダウン
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 JFK国際空港に到着してから

成田からの直行便の到着ターミナル
ジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港のターミナルは全部で9つあります。日本航空がターミナル1、デルタ航空がターミナル3、コンチネンタル航空がターミナル4、全日空、ユナイテッド航空がターミナル7、アメリカン航空がターミナル8に到着します。到着ロビーは1階です。ノースウエスト航空の成田からの直行便は2006年現在廃止されています。それぞれのターミナルで入国までの手続きは一緒で入国審査→預け入れ荷物引取り→税関審査→地上交通に乗換えという流れとなります。

入国審査(Immigration)
アメリカ人もしくは、アメリカ居住者(Citizen)とその他にブースが分かれています。パスポート、入出国カード(I94WかI94)、税関申告書を提示します。これら必要書類は全て機内でCAから貰うことが可能です。審査窓口では渡航目的と滞在期間を聞かれます。滞在先の住所を聞かれることがあるので、宿泊するホテルの予約票や住所が書かれたメモなどは用意しておくと良いでしょう。I94Wでの入国(ビザ免除パイロット・プログラム)の場合は帰りの航空券の提出も求められます。質問の後、指紋の採取です。両手の人差し指を順にスキャンされ、顔写真を小型カメラで撮影されます。これらは「US-VISITプログラム」と呼ばれ通常1分程度で終了します。US-VISITの対象者は14歳〜79歳までの米国永住権を持っているか外交関係のビザ保持者を除く全ての入国者です。指紋は犯罪者の指紋データ・ベースで一致するものがないか照合されます。

2008.02.01 Update
2007年11月より全米の主要空港で全ての指の指紋採取が進められています。ニューヨークではJFK空港で2008年2月から全指の指紋採取が開始となります。これにより左右各人差し指2回だったものが、親指と他の指を左右それぞれと計4回となります。これによって入国審査の時間がこれまでよりかかる可能性が高いため、乗り継ぎがある場合は最低2時間の乗り継ぎ時間確保が必須となる見込みです。ノースウエスト航空のハブ空港、デトロイト空港でも2月から導入予定とのことです。

入国審査は到着便が重なる時間帯などは混雑することが多いので必要書類の記入は機内ですませまておきましょう。出国用のカードの半券は審査官によってパスポートにホチキス止めされます。時々きちんと止まっていない場合があるので、このカードを消失しないように注意しましょう。税関申告書は税関で提出する必要があるので入国審査窓口では返却されます。出国時にはチェックイン・カウンターで返却する(というより勝手に係員が取ってくれます)ことになります。もしそのままになっていると次回の入国時に問題となる可能性があります。帰国便の搭乗前に必ず確認しましょう。

*出国時のUS-VISITに関しては2007年5月時点ではボルチモア国際空港(メリーランド州)、デンバー国際空港、マイアミ空港でのみ実施されています。

注意事項
・家族の場合は一緒に審査を受けてください。
・ビザを保有しない渡航者はこの時点では「移民」扱いであることを理解しましょう。
・アメリカ合衆国は現在深刻な移民の不法入国・滞在に頭を悩ませていることを覚えておきましょう。
・入国可否は入国審査官の判断に委ねられ、渡航者は拒否された際の抗弁の術がありません。
・1ヶ月を超える滞在の場合、「観光」では疑われてしまう可能性があります。
・基本的にこの審査は「不法滞在・不法滞留」を防ぐための審査です。明確に帰国予定があることを証明できなければ不法入国ととられてしまう可能性があります。
・英語が理解できない場合、中途半端に説明して間違った解釈をされるよりも日本語がわかるスタッフを呼んで貰いましょう。大きな空港であれば日本語対応も可能です。
・半券を紛失、もしくは回収され忘れた場合は帰国後に、本人が半券と帰国を証明する書類を米国移民局事務所に送る必要があります。

ビザ(VISA)
機械読み取り式でないパスポート(海外の日本大使館、総領事館及び駐在官事務所で旅券の交付を受けた場合が該当)は既に2004年10月からビザを必要としております。そして2006年10月26日より、ICチップ搭載のパスポート以外はビザが必要になるという話がありますがこれは誤報であり、機械読み取り式であれば問題ありません。2006年10月26日以降に発給されるパスポートはICチップ搭載式になります。
*2007年5月現在、合衆国政府は"Zビザ"と呼ばれる、不法入国者が帰国することを許され、罰金$5,000ドルを支払うことで再入国を認めるビザの法制化を進めています。

手荷物引取り(Baggage Claim)
ターンテーブルで手荷物を引き取ります。案内番にフライト番号とターンテーブル番号が表示されていますので、そのターンテーブルで荷物をピックアップします。入国審査に手間取った場合は既にターンテーブルから荷物が降ろされて置いてある場合があります。自分の荷物が見つからない場合や破損があった場合は係員に告げ指示に従いましょう。2006年8月現在、英国でのテロの影響で手荷物持込が制限されていますが、最低限必要なものは必ず携帯しましょう。

税関検査(Customs Inspection)
無税で持ち込めるもの:タバコ200本まで、酒は1リットルまで、お土産類(現地に置いてくるもの)は$100相当以内。通貨は$10,000以内。株券などの有価証券は申告が必要です。無税の場合グリーン・レーンへ、申告がある場合はレッド・レーンへ進んでください。係員に税関申告書を渡して入国手続きは終了です。

空港設備
◆両替所(Currency Exchange):ターミナル1は1階、2, 3, 7, 8は2階、4, 9は1,2階にあります。
◆レンタカー・カウンター:各ターミナルの1階にサービス・カウンターか電話。
◆紛失物取扱所(Lost and Found):718-244-4225(自動音声)
◆案内所(Visitor Information):ターミナル2, 4, 7は1階、6, 8, 9は2階、3は1, 2階、5は地下1階
◆免税店(搭乗時にのみ利用可能):ターミナル2, 3, 4, 7, 8, 9。ターミナル4が充実。

地上交通(Ground Transportation)
JFK国際空港のターミナル間はかなり距離があるため、国内線乗り継ぎなどの際のターミナル間移動はエアトレインで移動します。地下鉄やロングアイランド鉄道に乗り換える際に利用するエアトレインは税関を出て到着ロビーから階上にあがったところにホームがあります。案内板を探して移動してください。タクシー、シャトルなどの自動車交通はそれぞれの到着ロビー前で乗車可能です。なお、ロビーを出ても喫煙は禁止されています。喫煙ブースがあるので探してそこで喫煙しましょう。外に出ても灰皿がありません。灰皿がない場所での喫煙は世界各国共通のマナーですが、特にニューヨークでは遠慮しましょう。 絶対に慎みましょう。ニューヨークは自身が喫煙をやめた経験を持つマイケル・ブルームバーグ市長(2006年12月時点)が無煙都市化を急ピッチで進めています。ルドルフ・ジュリアーニ前市長時代から街全体の治安向上のために軽犯罪のたぐいの取り締まりの強化策が取られていますので、日本での感覚で軽微な違反は見逃されるといったつもりでいると、逮捕されるリスクがあります。
(→ニューヨークの喫煙事情)

 JFK国際空港からマンハッタンへの交通機関

ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK空港)からマンハッタンへの移動手段は色々な方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。行き先や荷物の多さなど状況によって最適な交通機関を選びましょう。荷物が多い場合はシャトルかタクシーが便利といえますが、交通渋滞があることと比較的値段が高いというデメリットがあります。他方、地下鉄やバスは安いですが目的地まで行かないため歩く必要があるなど一長一短。ここでは幾つかの移動手段をご紹介します。

タクシー
[Yellow Cab]
タクシーはJFK国際空港⇔マンハッタン間は往復とも均一料金で$45ドルです。(2006年11月30日の午前12:01:より適用)。この$45ドルにトンネルや橋の通行料金($3-$6)が加算されチップは15-20%なので約$55ドル〜$60ドル程度かかります。道路の渋滞状況にもよりますが30分〜60分程度でマンハッタンに到着します。空港では白タクの呼び込みがいますが必ず制服を着た空港の案内係の指示に従うようにしましょう。または係員がいない場合でもきちんとイエローキャブを選択するように気をつけましょう。最近はイエローキャブに似せたクルマもあるので要注意です。トランクに入れる荷物が多い場合その分余分にチップを払う必要があります。  
(→イエローキャブの詳細情報)

*覆面調査官による調査によると、メダリオンを発行されている正規のタクシーであっても外国人旅行者に対して不当な料金を請求しているケースが報告されているようです。JFKからマンハッタンまではメーター無しの$45、プラス橋もしくはトンネルの通行料のみです。正しい料金を知っているとトラブルを防げます。万が一後日になって不審に気付いた場合に備えて必ずレシートを受け取りましょう。

エアトレイン
[Air Train]
JFK内の周回は無料で乗車できる完全自動運転の鉄道です。外部へはステーションDでジャマイカ (Jamaica)駅、ステーションAでハワード・ビーチ (Haward Beach)駅と接続しています。ステーションCが周回との境にある駅です。Jamaicaからはロングアイランド鉄道(LIRR)もしくは地下鉄のE、J、Zの各線に、ハワードビーチではA線に乗り替え可能です。LIRRはマンハッタンではペン・ステーションに着きます。地下鉄のA,E線は8番街線、J,Mはナッソーストリート線でダウンタウン行きです。E線はミッドタウンの53丁目から入ってワールドトレードセンター行きの各駅停車。A線はクイーンズ、ブルックリンを経由してダウンタウンからマンハッタンに入るブロンクス行きの急行です。J、Z線はDelanceyストリートから入るウォールストリート行きの急行です。ミッドタウンに行くならステーションDからジャマイカ経由でLIRRかE線が便利でしょう。周回はターミナル1->2/3->4->5/6->7->8/9->ステーションCの順に回ります。有料区間は$5.00です。メトロカードで支払えます。
[Air Train Subway]
Quoted from the web site of "The Port Authority of New York and New Jersey"

[Air Train Subway] Quoted from the web site of "MTA"

地下鉄
JFKからは無料のシャトルバス、またはAirTrainでハワードビーチまで行くことができます。そこからはA線に乗り換え可能。またAirTrainではStation Aでハワードビーチ、またはStation Dのジャマイカでも乗り換えができます。ジャマイカではE,J,Z線に乗り換えることができます。A線はダウンタンからマンハッタンに入り6番街、そして8番街を北上しインウッドまで行く急行、E線はクイーンズから53丁目に入り8番街を南下するワールドトレードセンター行きの各駅停車。空港からバスでジャマイカ179thストリートまで行くと、F線に乗り継ぐことができます。F線はクイーンズから63丁目に入り6番街を南下してブルックリンのAvenue X行き各駅停車。そしてZ線はウィリアムズバーグ橋を超えてダウンタウンに入るBroad Street (Wall Street)行きの急行。ミッドタウンに行くならEかF、ダウンタウンならAかZが便利でしょう。

バス
JFK国際空港からマンハッタンまで行く直行のMTAバスはありません。空港ではQ10(グリーン・バス)、Q3、Q10A、B15に乗車可能です。Q10(グリーン・バス)は地下鉄A/E/F/J/Z線のKew Garden Tpk、Q3は地下鉄F線の179丁目、B15は地下鉄3線のNew Lots Avenue駅で乗り換えとなります。運転間隔は20〜30分間隔です。料金はQ10(グリーン・バス)だけが$1.50のディスカウント。その他はMTAバスの料金に準じます。

レンタカー
JFK国際空港ではもちろん、レンタカーを借りることが可能です。ただしマンハッタンへの道をよく知らない、アメリカの都市部での運転経験がない方にはお薦めはできません。また25歳未満の人は大手レンタカー会社では借りることはできません。マンハッタンは商用車両を優先しまた車両数も多いためレンタカーでの移動の場合駐車場所に困るなどの不都合もあります。なお、レンタカー・ブースはフェデラル・サークル付近にあります。エアトレインはステーションCで下車します。
   AVIS : (800) 230-4898
   Budhet : (800) 527-0700
   Dollar : (800) 800-4000
   Enterprise : (800) 260-0196
   Hertz : (800) 654-3131
   National : (718) 632-8300

シャトルバス/リムジン・サービス
シャトルバス・サービスはJFK空港とマンハッタン各所を結ぶ便利な連絡バスで、所要時間は渋滞などの影響がありますが、約45分〜65分です。バゲッジクレーム、税関を出て「Ground Transportation Desk」を探しましょう。ドアツードア・サービスのものが多いのでTAXIよりも割安で便利なサービスと言えるでしょう。リムジン・サービスは高額ですがTAXIよりも一ランク上のサービスが期待できるでしょう。ウェディング用リムジン、グループによるバン・チャーターなどサービスや値段も様々です。
サービス名 行き先 運転間隔 所要時間 料金
New York Airport Service Express Bus
ニューヨーク・エアポート・サービス
(718) 875-8200   6:15 AM - 10:10 PM
Port Authority Bus Terminal
Grand Central Terminal/
Penn Station
15〜30分毎 45〜65分 $15
グランド・セントラル駅で27丁目〜63丁目の範囲にあるホテルへ行く無料シャトルへの乗り換え可能。
Trans-Bridge Bus Line
トランス・ブリッジ・バス
1-800-962-9135   3:30, 5:30, 7:00pm
Port Authority Bus Terminal 1日3便 - $12
ペンシルバニア州アレンタウンなどへ行く長距離バス。ポート・オーソリティ行きがある。
SuperShuttle Manhattan
スーパー・シャトル・マンハッタン
1-800-258-3826   24時間
Manhattan オンデマンド(要予約) - $17 - $19
バッテリー・パーク〜227丁目の範囲内の全てのホテルまで
Airlink - New York
718-560-3900   24時間
Manhattan オンデマンド - $17
バッテリー・パーク〜125丁目の範囲内の全てのホテルまで
Super Saver by Carmel
1-800-924-9954 or 1-212-666-6666
Manhattan オンデマンド 40-60分 $40
(深夜$45)
Dial 7 Car & Limo Service
1-800-222-9888 or 1-212-666-6666
Manhattan オンデマンド 40-60分 $46
(+通行料)
Classic Limousine
1-800-666-4949 or 1-631-567-5100
Manhattan オンデマンド 40-60分 要確認
ETS Air Shuttle
1-718-221-8344
Manhattan オンデマンド 40-60分 要確認
All County Express
1-914-381-4223 or 1-800-914-4223
Manhattan オンデマンド 40-60分 要確認
Westchester Express (Republic)
1-866-914-6800 or 1-914-332-0090
Manhattan オンデマンド 40-60分 要確認

 ラ・ガーディア空港からマンハッタンへ

ラ・ガーディア空港(La Guardia:LGA)はクイーンズの北にありマンハッタンには約10kmと最も近い空港です。日本からの場合直行便でなく経由便を利用した場合に多く発着する空港です。ラ・ガーディアは元ニューヨーク市長の名前です。空港内の移動は無料のシャトルバスをします。以下マンハッタンまでの交通手段をご紹介します。

タクシー
空港からマンハッタンまでをタクシーで行く場合は所要時間約30-45分、料金は$16.00〜$26.00程度で料金構成は$15.00固定+メーター料金+往復通行手数料です。それに加えて15%-20%(荷物の数や大きさによる)程度のチップが必要。最大4名まで乗車可能です。トラブルを避けるために必ず公認のイエロー・キャブを利用しましょう。

バス&地下鉄
空港からは直接利用できる鉄道はありません。Q47もしくはQ33のMTAバスによりジャクソン・ハイツ駅まで移動し、そこから地下鉄の7/E/F/V/R線に乗り換えることができます。Q48は7線111丁目で乗り継ぎできます。いずれの地下鉄路線もクイーンズからミッドタウンへ入る路線です。また、M60バスを利用し、トライボロ・ブリッジ経由でハーレムの125丁目に入ることも可能です。125丁目からは1/2/3/4/5/6/A/C/B/Dの各地下鉄路線へ接続しています。(駅は1、A/C/B/D、2/3、4/5/6でそれぞれ125丁目上の別の位置になります。)いずれのルートでも料金は地下鉄・バスそれぞれで$2.00づつ、計$4.00かかり所要時間は合計で40-60分程度。運行頻度は10-20分間隔です。
[Laguardia Airport]

エアポート・サービス
空港から利用できる交通機関に
ニューヨーク・エアポート・サービス (718-875-8200)があります。料金は片道$12.00、往復$21.00で、空港の各ターミナルからグランド・セントラル駅、ペン・ステーション、ポート・オーソリティ・バス・ターミナルに向かいます。そこからメジャーなホテルへは$2.00でシャトルが利用可能です。所要時間はグランド・セントラル・ターミナルまでで30分〜40分。20分〜30分間隔で運行しています。

シャトル
各ターミナルの交通案内カウンターもしくはバゲッジ・クレーム付近の専用デスクでシャトル・サービスを申し込むことができます。スーパー・シャトルもしくはエアー・リンクのそれぞれが利用可能で料金はともに片道$15.00、往復$29.00です。マンハッタンないのどこへでも行くことが可能です。

 ニューアーク空港からマンハッタンへ

ニューアーク・リバティ国際空港(EWR)はニューヨークではなくニュージャージー州のニューアークにあります。しかしマンハッタンからは約25キロ程度でJFK空港とさほど変わらない位置にあることから、ニューヨーク三空港として数えられています。また各国からの国際線もJFK空港ではなくこのニューアーク空港に発着するものがあります。(日本からの直行便としてはコンチネンタル航空)。以下ニューアーク空港からマンハッタンまでのアクセス方法についてご紹介します。

タクシー
到着ロビーの外にタクシー乗り場があります。この空港はニューヨーク市の管轄外ですのでその他の2つの空港とは違います。制服を着た係員の指示に従いましょう。料金は$50-$70に加えて有料道路の通行料が必要です。マンハッタンのイースト・サイドへは追加で$5.00がかかります。チップは15%〜20%程度が目処です。

公共交通機関
空港内の移動はエアトレイン(無料)によって可能です。エアトレインからNJトランジット、Amtrakの各鉄道線へ接続しています。料金はAmtrakが$13.15、NJトランジットが$11.55、PATHトレインが$8.3で、行き先はAmtrakとNJトランジットがペン・ステーション、PATHトレインはニューアークのペン・ステーションでNJトランジットから乗り換えが必要でマンハッタンの到着は33丁目-6番街もしくはWTCサイトとなります。所要時間はNJトランジットが早く、約30分です。※2008年3月よりPATHトレインが値上げとなり、$.25ドル料金が余計にかかります。
[Newark Airport]

[Newark to Manhattan]

エアポート・サービス
空港から利用できる交通機関に
ニューヨーク・エアポート・サービスがあります。料金は片道$12.00、往復$20.00で、空港の各ターミナルからグランド・セントラル駅、ペン・ステーション、ポート・オーソリティ・バス・ターミナル、チャイナタウン、ウォール街に向かいます。そこからメジャーなホテルへは$2.00でシャトルが利用可能です。所要時間はグランド・セントラル・ターミナルまでで30分〜40分。20分〜30分間隔で運行しています。

シャトル
各ターミナルの交通案内カウンターもしくはバゲッジ・クレーム付近の専用デスクでシャトル・サービスを申し込むことができます。スーパー・シャトルもしくはエアー・リンクのそれぞれが利用可能で料金はともに片道$17.00、往復$33.00です。マンハッタンないのどこへでも行くことが可能です。またエアポーターを利用するとJFK空港への接続もしくはニュージャージー内の各所へのサービスが利用可能です。

 マンハッタンと接続する橋・トンネル

[Manhattan bridges and tunnels]
マンハッタンとニュージャージー州をハドソン川を挟んで接続する橋やトンネルはニューヨーク・ニュージャージー・ポート・オーソリティにより運用されています。北からジョージ・ワシントン・ブリッジ、リンカーン・トンネル、ホーランド・トンネルが該当します。マンハッタンの東側はハーレム川、イースト川を挟んでブロンクス、クイーンズ、ブルックリンというニューヨーク各区を接続していてMTA(ニューヨーク州都市交通局)配下のTriborough Bridge and Tunnel Authority(敢えて訳すならば三区・橋トンネル局)が管理しています。トライボロ・ブリッジ、ブルックリン-バッテリー・トンネル、クイーンズ・ミッドタウン・トンネルを運営しています。MTAはこのほかにスログス・ネック・ブリッジ、ベラザノ・ナロウズ・ブリッジ、ブロンクス・ホワイト・ストーン・ブリッジ、ヘンリー・ハドソン・ブリッジ、マリン・パークウェイ・ジル・ホッジス・メモリアル・ブリッジ、クロス・ベイ・ベテランズ・メモリアル・ブリッジの運営も行っています。ブルックリン・ブリッジ、マンハッタン・ブリッジ、ウィリムアムズバーグ・ブリッジ、クイーンズボロ・ブリッジはニューヨーク市交通局(DOT)が管理しています。MTA管轄の橋・トンネル通行料は2008年3月より若干値上がりとなります。

ジョージ・ワシントン・ブリッジ(George Washington Bridge)
[George Washington Bridge]
アッパー・マンハッタンにあるジョージ・ワシントン・ブリッジはGWブリッジなどとも呼ばれワシントン・ハイツからニュージャージーのフォート・リーのI-95へと接続している吊り橋です。全長は4,760メートルと長く、過去には世界一長い吊り橋だった期間がありました。8レーンの自動車道路と歩道が設置されています。

通行料金:
料金はニューヨークからニュージャージーへは無料。マンハッタンに入る際には$6ドル (2008/03/02から$8ドル)必要です。

リンカーン・トンネル(Lincoln Tunnel)
[Lincoln Tunnel]
リンカーントンネルはミッドタウンからハドソン川の下をくぐりニュージャージーへ抜けるメジャーな通行手段の一つです。1945年に開通、3本あるトンネル(ノース、センター、サウス)のうち最も長いセンター・トンネルは長さ約2,500メートル。ハドソン川水面(平均的水面)からの深さは約30メートルです。

通行料金:
料金はニューヨークからニュージャージーへは無料。マンハッタンに入る際には$6ドル (2008/03/02から$8ドル)必要です。

ホーランド・トンネル(Holland Tunnel)
[Holland Tunnel]
ホーランドトンネルはマンハッタンとニュージャージーを結ぶ橋・トンネルのうち最も南に位置していてキャナル・ストリートの西の端からニュージャージのニュージャージー・ターンパイクの支線及び、プラスキー・スカイウェイと接続しているトンネルです。

通行料金:
マンハッタンからニュージャージーへは無料。その逆の場合は$6ドル (2008/03/02から$8ドル)かかります。

ブルックリン・バッテリー・トンネル(Brooklyn Battery Tunnel)
[Brooklyn Battery Tunnel]
ブルックリン・バッテリー・トンネルはロウワー・マンハッタンとブルックリンを接続する有料トンネルです。長さ約2,780メートルで1950年に開通しました。その名の通りバッテリー・パーク付近からブルックリンに入りI-478と接続しています。

通行料金:
$4.50ドル (2008/03/16日より$5.00)
ブルックリン・ブリッジ(Brooklyn Bridge)
[Brooklyn Bridge]
ブルックリンブリッジは全長約1825メートルの吊り橋でイースト・リバーを横切ってダウンタウンとブルックリンを接続している3つの釣り橋のうち最も南にあります。南からBMW(3つの橋の頭文字を組み合わせて自動車メーカーのBMWになぞらえています。)と呼ばれています。この歴史的価値、観光スポットとしても有名な橋の建設は1870年の1月3日に始まり13年後の1883年5月24日に通行可能となりました。上階層は自転車や歩行者が通行可能で2003年に発生したブラックアウト(ニューヨーク大停電)ではこの橋を歩いて渡る大勢の通勤客の姿がTVニュースに流れました。

通行料金:
無料

マンハッタン・ブリッジ(Manhattan Bridge)
[Manhattan Bridge]
マンハッタン・ブリッジはブルックリンとダウンタウンを接続する3つの吊橋の中の真ん中に位置しています。二階建て構造となっていて、上階層には自動車レーンが片側2車線、計4車線、下階層には自動車3車線、地下鉄4線、自転車・歩道があります。全長は約2090メートルで1909年の開通。地下鉄はB/D/N/Qが利用しています。

通行料金:
無料

ウィリアムズバーグ・ブリッジ (Williamsburg Bridge)
[Williamsburg Bridge]
ウィリアムズバーグ・ブリッジは「デランシー・ストリート・ブリッジ」としても知られていますが、ローワーマンハッタンとブルックリンを繋ぐ吊橋の一つで最も北にあります。。マンハッタン側のデランシー・ストリートからブルックリン-クイーンズ・エクスプレス・ウェイ(I-278)に接続しています。全長は2,227メートルで1903年の開通。道路は片側4車線の合計8車線、地下鉄はJ/M/Z線がこの橋を利用しています。

通行料金:
無料

クイーンズ・ミッドタウン・トンネル(Queens Midtown Tunnel)

[Queens Midtown Tunnel]
クイーンズ・ミッドタウン・トンネルはクイーンズ、そしてJFK国際空港からマンハッタンのミッドタウンを接続する大動脈です。ロングアイランド・シティのI-495とミッドタウンの34丁目・42丁目を接続しています。タクシーを使ってマンハッタンに入る旅行客が最も多く利用するのがこのトンネルとなります。1940年の開通で全長は1,955メートル。車線数はI-495の4車線と少ないためこのトンネルでしばしば渋滞が起こります。

通行料金:
$4.50ドル (2008年3月16日より$5.00ドル)

クイーンズボロ・ブリッジ(Queensborough Bridge)
[Queensborough Bridge]
クイーンズボロ・ブリッジはミッドタウン北部とクイーンズを接続する吊り橋でイースト・リバーに浮かぶルーズベルト島を越えてクイーンズのロング・アイランド・シティと接続しています。平行してルーズベルト島トラムが運行されています。サイモンとガーファンクルの歌により「59丁目の橋」として知られています。上下合計10レーンの自動車用の橋です。

通行料金:
無料

トライボロ・ブリッジ(Triborough Bridge)
トライボロ・ブリッジは文字通りマンハッタン、ブロンクスそしてクイーンズの3
[Triborough Bridge]
つの区を接続する橋でワーズ島・ランダルズ島を経由してそれぞれをT字状に接続しています。クイーンズ・ブロンクス間の循環ルートともなっており交通の要所を成している橋です。ラ・ガーディア空港からアップタウン方向へ向かうバスもこの橋を経由してハーレムの125丁目に至ります。

通行料金:
$4.50ドル (2008年3月16日より$5.00ドル)

ウィルズ・アベニュー・ブリッジ(Willis Avenue Bridge)

[Willis Avenue Bridge]
ウィルズ・アベニュー・ブリッジはマンハッタンとブロンクスをハーレム川を越えて接続している1901年に開通した橋です。道路は北行きに限定されていてマンハッタンからブロンクスへの連絡橋になっています。

通行料金:
無料

三番街ブリッジ(Third Avenue Bridge)
三番街ブリッジはマンハッタンとブロンクスをハーレム川を越えて接続し、1898年に開
[Third Avenue Bridge]
通とその歴史も古い橋です。ブロンクスからマンハッタンへはレキシントン街、三番街の128〜135丁目付近と接続しています。橋は回転式で船舶の通行が可能です。地下鉄の4/5/6線がこの橋を渡ります。なお、道路は南行きの一方通行で北行きはウィルズ・アベニュー・ブリッジを利用します。

通行料金:
無料

トンネル・橋に関するニュース
2008/08/04  :  パーク・アベニュー・トンネルが工事で通行止め
2008/04/21  :  スタテン島、MTAに対する訴訟を取り下げ、ベラザノ・ナローズ橋改修工事を巡って
2008/03/17  :  MTAが管理する橋とトンネルが値上げ
2008/01/06  :  ポート・オーソリティも値上げへ
2007/12/20  :  MTA、運賃値上げを承認。メトロカードが一斉値上げ
2007/11/06  :  スタテン島がMTAを提訴、ベラザノ橋工事を巡って
2007/10/27  :  ヴェラザノ・ナロウズ・ブリッジの改修工事は大幅遅れか。スタテン島住民は不満
2007/08/19  :  地元選出の議員、橋の監視システム強化を訴える
2007/08/04  :  スピッツァー知事、ニューヨーク州内の橋の緊急点検を指示
2007/06/02  :  ワシントン・ブリッジで自殺未遂、橋が2時間半あまり通行止めに
2007/04/29  :  ワシントン・ブリッジ、夜間通行止め
2007/04/29  :  コジウスコ・ブリッジの架け替え工事
2006/11/02  :  145丁目ブリッジの閉鎖
2006/10/17  :  マンハッタン・ブリッジの下層道路閉鎖

 ニューヨークでのレンタカー利用

マンハッタン内はあまり自動車利用はお薦めできません。渋滞が多くまた、タイムズスクエアにおける通行ルール変更など色々アメリカの他のエリアと比べた場合のルールが多く(例えば右折は赤信号でもできるのが一般的ですが、ニューヨークでは禁止)駐車場も比較的高く、駐車場自体はそれなりに存在しますが、一方通行などでなかなか到着できないなど制約が多いからです。路上駐車も駐車できるサイドが曜日によって違っていたりなどややこしくなっています。慣れていれば問題ないとのご意見もあるかもしれませんが、当サイトでは自動車利用に関しての詳細記事は掲載せず、公共交通機関の利用をお薦めしたいと考えています。一応幾つかの情報をまとめておきます。

- 日本でいう、「駐車禁止」サインは3種類。"No Stopping", "No Standing"と"No Parking"です。No Stoppingでは僅かな乗降のための停車もNG。他は「駐停車禁止」「駐車禁止」と同様です。
- 路上駐車は最大3時間まで。ただし、1時間毎にコインを入れなおさないといけません。料金は10分で25セント。
- 日本流のコイン・パーキングもありますが、15分で50セントが相場とこちらも高め。
- 路上駐車で、停めて良いサイドは曜日で変わります。詳しくは
DOTのサイトまで。
- マンハッタンの駐車場は満車率が高く、料金も1時間で10ドル程度と高い。
- マンハッタンでは商用車が優先されます。
- 駐車禁止場所に停めることは、国内外を問わず法律違反なので絶対にしないことが慣用。

 ニューヨークのタクシー(イエロー・キャブ)

タクシーは他のどの都市よりもニューヨークにおいては重要な交通手段です。自動車を所有しなくてもどこへの移動にも簡単にその移動手段を提供してくれる市民の大事な足です。12,000を超えるメダリオン(=認可を受けた)キャブがニューヨークを走っています。このイエローキャブだけが市内のタクシー業を許可されています。逆に言えば市の認可がないとタクシーとしての営業はできませんので、全て違法タクシーということになります。

タクシー料金:
[Yellow Cab]
$2.50 初乗り(最初の1/5マイル=約320m)
$0.40 1/5マイルごとの加算料金
$0.40 120 60秒ごと(時速12マイル以下の渋滞の場合)の加算料金
$0.50 夜間はプラス$0.50の割り増し。
更に平日の16:00-20:00までは$1.00の追加チャージ。
15-20%のチップが必要。日曜と20:00pm-6:00amまではプラス50セント。州外へ出る場合も追加料金を取られます。

*2006年10月に渋滞時の料金値上げがコミッションにより認可となり、11月30日より60秒毎に$0.40となりました。また「渋滞」の定義も時速6マイル以下から12マイル以下へと引き上げられました。同時にこの改訂によってマンハッタンからJFK国際空港までの運賃も$45ドルの固定運賃となりました。

料金の目安:
東西方向の1ブロックは200-250m、南北方向は50m。渋滞がなかったとすると、セントラル・パークの南から42丁目までは約900mなのでメーターは2度上がるので、$2.50+.40+.40=$3.30となります。チップは最低$.50、$3.30の15%が丁度$.50ですので$3.80を払えばよいことになります。

ドアを開ける:
日本のタクシーと違う点としては、ドアが自動ではないことです。タクシーが止まったら自分でドアを開けなければならないので、気をつけましょう。もちろん、降車の際も自分でドアを閉めてください。降車時は特に忘れがちなのでご注意を。

行き先を告げる:
タクシー運転手はネイティブ・アメリカンであるケースは稀です。英語があまり上手く通じない可能性も高いので、行き先は文章などにせずシンプルに「Fifty five street and Fifth Avenue」などと伝えましょう。またニューヨーク歴が長くないドライバーも多いのでロケーション名よりもストリート・アベニューを伝える方が無難でしょう。

乗客の権利:
タクシー後部には乗客の権利がかかれています。その中には「レシートの受領」やいわゆるメトロポリタン・エリアであればどこにも行ける権利」も含まれています。レシートを欲しい旨はお金を渡す前に言いましょう。「Receipt Please」だけで十分。降りる際に「Thank you」を告げるのもスマート。

シートベルト:
助手席では当然ながら後部座席の乗客もシートベルトをすることができます。というよりも助手席の場合は必須ですので運転手に求められます。後部座席でも運転が乱暴だったりすることもありますので、締めた方が賢明です。

英語:
タクシードライバーは、確かにメダリオンのライセンスを受けているとはいえ、わざと遠いルートを選んだりすることがあります。しかし会話が通じると思ったらそうしたちょっかいを出すようなことはないでしょう。あまり「始めて来た」「英語は苦手」を全面に出さない方が無難です。しつこく話しかけられた場合はさりげなく、「考え事をしたいので邪魔しないで」程度を伝えると良いかもしれません。こうした必要以上の迂回などのトラブルを避けるために、できれば行き先とそのルートを知っておいた上でルートを指定した方がベターでしょう。

タクシー待ち:
長年に渡りニューヨーク市とタクシー・コミッションの協業で客待ちタクシー行列を減らそうとする試みがなされてきました。その結果ドライバーやクルマの数も増え比較的いつでもどこでもタクシーをつかまえることができるようになっています。

レシート:
タクシーはそのミッションとして乗客をメトロポリタンエリアのどこにでも運ばなければなりません。万が一トラブルがあった場合(荷物の置き忘れ、料金トラブルなど)に備えID番号は必ずメモしましょう。Taxi and Limousine Commisionが相談窓口です。レシートがないとほとんどの問題の解決は望み薄なのでどんなに短い距離でも必ずレシートを貰う癖をつけましょう。

定員:
公式にはタクシーには乗客は4名までです。3人が後部座席、1名がナビシートとなります。場合によっては3列シートのミニバンなどでは5人以上の乗車も可能です。しかしいわゆるチェッカーが近くにいると頭を引っ込めろと言われることがあります。このチェッカーというのは既に過去の遺物になりつつあります。

ヘイリング
タクシーをとめることを「Hailing」と言います。特に多くのことをする必要はありません。腕を上にあげれば良いのです。そう、あの自由の女神像のように。タクシーの屋根の上のナンバー灯が点灯していれば空車です。繰り返すようですが、イエローキャブだけが認可を受けているので、このルールは共通です。とにかく白タクには気をつけましょう。白タクだと幾らぼられるかわかりません。治安面もよくないので気をつけましょう。

タクシー・リムジン&コミッション
タクシーに関するクレームや遺失物に関する問い合わせはTLC(
Taxi and Limousine Commission)まで。212-692-8294。

   イエロー・キャブ関連ニュース

 MTA 地下鉄

[MTA Metro Card]
地下鉄はマンハッタンの移動にはもっとも安くて早い交通機関です。MTA(Metropolitan Transportation Authority)傘下のNYCTA, New York City Transit Authority(ニューヨーク市都市交通局)によって運行されていて一日の利用客数は350万人(2006年5月現在490万を超えました。)を超えます。今ではトークンは廃止され
メトロカードでの利用になります。(有名なトークンはもう使用されていませんので注意してください。)地下鉄の地図は各駅に置かれています。運賃は一律2ドルに値上がりしています。乗り換えも接続駅経由であれば自由です。メトロカードは地下鉄駅以外でも雑貨店・食料品店などでも扱われていていくつかの料金のカードを選択可能です。メトロカードは地下鉄だけでなくバスでも利用可能です。MTAはニューヨークの公共交通機関の統括する組織です。    (...続き)
[MTA Subway] [MTA Subway] [MTA Subway]
[MTA Subway] [MTA Subway] [MTA Subway]
[MTA Subway] [MTA Subway] [MTA Subway]
   MTA地下鉄 詳細情報      MTA地下鉄路線図      MTA地下鉄時刻表

 ニューヨークのバス

MTAバス
[MTA Bus]
MTAはその傘下のMTAバス会社が運行する、「世界で最も多い運行台数」を誇りその所有台数は4300台を超え年間延べ6億6千万人以上を超えるバス・サービスです。従来はNYCTA(ニューヨーク市交通局)が運営していましたが、NYCTA自身は7つのバス会社にフランチャイズ権を与えて運営していました。これらを統一するために2004年9月に設立されたのが「MTAバス会社」で2006年2月に統合が完了しました。今後はロングアイランド・バスも統合する予定になっています。

MTAバス路線は地下鉄がカバーしていない、例えば東西方向や周回などのルートをカバーしています。一般的にバス停は2ブロック毎に設置されているため、バスの運行速度自体は遅いがその分乗車することでニューヨーク巡りを2倍楽しむことができるとも言えます。またMTAではK12(Kindergarten - 12th grade)バス、つまりスクールバスも運行していて特定の区域以外では朝の8:00〜9:00と午後2:00〜3:00に運行しています。

バスの上手な利用方法としてはやはり地下鉄・徒歩での移動を補完する形で利用するのが便利で、特に東西方向(ストリート沿い)の長い距離の移動などには最適です。例えばメトロポリタン美術館(アッパー・イースト)から自然史博物館(アッパー・ウエスト)などはセントラル・パークを挟むため、地下鉄での移動は大回りとなってしまいますが、M86線なら公園内を横断するため近くて便利となります。ただし当然交通渋滞に左右されるので、移動時間は状況次第ということを頭においておくとよいでしょう。

急行バスを利用する場合は運賃は一律$5.00ドルで、無制限メトロカードは「7日間有効で急行バス利用付き」という専用のカードが必要になります。($41.00ドル)。X25,X27, X28, X29, X32, X37, X38, X51, X63, X64, X68, X90などが急行路線です。詳しくは
MTAのサイトにある運行スケジュールをご覧ください。

   MTAバス路線図      MTAバス時刻表

運賃とメトロカード
バス(各停)・地下鉄の一回あたりの運賃は$2.00。急行バスは$4.00 $5.00ドルでシニアや障害者など一定の資格を満たす乗客には割引き運賃もあります。身長44インチ未満の子供は付き添いがある場合は無料です。支払いはメトロカードもしくはペニー以外のコインのみ。現金払いの場合おつりはもらえません。

バス停
[MTA Bus Stop]
バス停は交差点付近にバスのエンブレム付きの丸いサインがあるポールが立っているところで通るバスの番号がかかれています。屋根付きのバス停や日本でよく見かける形のバス停もあります。ほとんどのバス停には路線ガイドが用意されていてルートやスケジュールが書かれています。南北方向(主にアベニュー)は2〜3ブロックおき、東西方向(ストリート)はほぼ1ブロックおきにバス停があるので比較的見つけやすいでしょう。

乗車のしかた
バスに乗車する際は、一つのバス停に複数の路線のバスが停車することが多いため、近づいてきたバスの行き先板をよく確認する必要があります。バスが停車しドアが開くまで縁石のところで待ちましょう。バスによっては乗降口が下降するタイプ(Kneel)などの乗車しやすいタイプのバスもあります。料金はメトロカードかコインです。(トークンは2003年の12月で廃止。)料金箱は乗車すると目の前にある。バスの前頭部の行き先方向幕には、アルファベット+数字+行き先エリアの表示があります。例えば"M4 Midtown"なら最初の1文字はM:マンハッタン、Bx:ブロンクス、B:ブルックリン、Q:クイーンズ、X:急行。次の数字が路線番号、エリア名は目的地のエリア。自分が乗るバスの行き先のエリアと路線番号を覚えておくと便利ですが複数の路線が同じ場所へ行く場合もあるため、だいたいの方向(エリア)で乗ってしまってもそれほど問題はありません。

降車のしかた
マンハッタンではバス停はおよそ2ブロックおきに設置されています。もし"Limited"のサインがあれば急行バスです。ウィンドウ間の柱のところにあるテープを押して運転手に停車を知らせます。下車は原則後部のドアからとなっていますが、乗車しようとしてくる他の乗客には注意が必要です。後部ドア上の緑のランプが停車してドアが開くというサインです。バスによってはドアのところの黄色いテープを押すと自動的に開くものもあります。

乗り換え
メトロカードで運賃を支払う場合は、地下鉄との乗り換えや料金を支払ってから2時間以内でのバスどおしの乗り換えは料金は別途にはかかりません。フリーパスの場合はもちろん乗り換えについても追加チャージは無しとなります。コインで支払った場合は交差する路線間で1度乗り換え可能です。この場合運転手に乗り換え票を貰う必要があり、この乗り換え票は1度だけしか使用できません。乗り換え票は下に黒い帯の入ったメトロカードを使います。乗り換えのバスが来たら黒い帯を正しい位置にして運賃箱に入れます。これも最初に運賃を支払ってから2時間以内まで有効です。

ポート・オーソリティ・バス・ターミナル
[Port Authority Bus Terminal]
およそ30数本のバス路線が8〜9番街・40〜42丁目にある巨大なバスターミナルのポート・オーソリティ・バス・ターミナルから運行していて年間5000万人がここから発着するバスを利用しています。いわば、バス版のペン・ステーションといった位置付けの巨大バスターミナルで大西洋岸(東海岸)の各地、メドウランドのスポーツ施設、その他アメリカ国内各地向けの長距離バスが運行されています。地下鉄へはA/C/E線が42nd/Port Authority駅で連絡しています。最近改修されたため随分と綺麗になりました。巨大なターミナルゆえ、8番街側の入口にあるインフォメーション・ブースで情報を確認した方が良いでしょう。また夜間は周辺の治安がよくないため深夜バスなどを利用する場合はターミナル内に留まりましょう。バス路線に関してはそれぞれバス会社の情報を参照する必要があります。

住所 : 625 8th Avenue
地下鉄 : A/C/E線 42nd Street - Port Authority

ジョージ・ワシントン・ブリッジ・バス・ステーション (GWBBS)
[George Washington Bridge Bus Station]
このバス・ターミナルはアッパー・マンハッタンを走るワシントン・ブリッジ、ブロードウェイの交差する178-9丁目にあり、2つのバス路線を運行しています。主な路線はニュージャージー州の北部やニューヨーク州のロックランドカウンティへの通勤路線で175丁目駅で地下鉄のA線と連絡しています。

住所 : 4211 Broadway
地下鉄 : A Line 175th Street

   GWBBSのバス路線

 ニューヨークの鉄道

ニューヨークはアメリカ国内でも有数の鉄道ベースの交通網を持つ都市といえるでしょう。複数の通勤路線にAmtrakの長距離列車が運行しています。通勤列車のフリークエンスは大変便利なうえ24時間運行というのは比類であり、最も鉄道網が整備されているといわれている東京をも上回っています。残念ながら路線はストリート・アベニューの碁板上というわけにはいかず、やや複雑ですので特に初めての旅行客の場合地図無しでの乗車は厳しいでしょう。ここでもUptownは北行き、Downtownが南行きであることと、行き先が乗車駅に対してどちらの方角にあるかが頭に入っていることが重要です。ペンステーション(ペンシルバニア・ステーション)とグランド・セントラル・ステーションという2大ターミナルのことを知っておきましょう。ペン・ステーションはマジソン・スクエア・ガーデンの地下にありLIRR(ロングアイランド鉄道)やNJ Tranjitなどの通勤列車やAmtrakが発着しています。グランドセントラル駅からはメトロ・ノース鉄道が北のニューヨーク州の本土側に向けて出発します。地下鉄は基本的には南北中心になりますので東西への移動はバスが便利です。

グランド・セントラル駅
[Grand Central Terminal]
グランド・セントラル駅はパークアベニュー、42丁目にあります。パークアベニューの真上にまるで塞き止めるように立っていて中・遠距離列車とMTAのメトロノース鉄道が発着します。ボザール様式の建物はそれ自身が一見の価値ありです。1860年に建てられ1900年頃にリニューアルされました。ペン・ステーション同様に取り壊しも取り沙汰されましたが永久保存されることになりました。すぐ背後にはMET LIFEビルがそびえたっています。中央のホールの天井は星座の天文図があり、レストランやフードコート、ショップなどもターミナルに併設されているのでショッピングモールとしての機能も果たします。構内の詳しい案内はオフィシャル・サイト
http://www.grandcentralterminal.com/をご覧ください。ロングアイランド鉄道の乗り入れ計画(イースト・サイド・アクセス・プロジェクト)が2006年12月現在進められています。これはウエスト・サイドと比べイースト・サイドへの鉄道でのアクセスが著しく不便である現状を改善する計画の一つです。

地下鉄:S/4/5/6/7線 42nd Street - Grand Central駅

ペン・ステーション(ペンシルバニア・ステーション)
[Penn Station]
ペン・ステーションは7番街、32丁目、マジソン・スクエア・ガーデンの地下にあります。ペンシルバニア・ステーションの略称です。マンハッタンと周辺地域を結ぶ鉄道の起点として、日本で例えると新宿駅のような重要な役目を持っています。アムトラック、ロングアイランド鉄道、ニュージャージートランジットが発着しており、ニューヨーク郊外(ニュージャージー州およびロング・アイランド)からの通勤の要所です。MTA地下鉄のA/C/E線及び1/2/3線に接続しています。PATHトレインは33丁目・6番街での接続になります。グランド・セントラル・ターミナル同様に荘厳な地上駅でしたが取り壊され都会的な地下駅となっています。アムトラックは30分〜1時間程度の頻度で発着し、ボストン、フィラデルフィア、ワシントンDCなどの主要都市を結ぶ大動脈となっています。

地下鉄:A/C/E/1/2/3線 34th Street - Penn Station駅

[Penn Station]
MTAメトロ・ノース鉄道
[Metro North Railroad]
メトロノース鉄道はニューヨーク州の北部エリアとマンハッタンをハーレムを経由してグランド・セントラル駅まで接続しています。路線はHarlem (Wassaic - Harelem), Hudson (Poughkeepsie - Harlem) , Port Jervis (Port Jervis - Suffern) , Pascack Valley (Spring Valley - Pearl Revier), New Haven (Woodlawn - New Haven)の5路線あります。

この鉄道からはニューヨーク州北側の多くの都市、ニュージャージー州の北部そしてコネチカット州南部に路線が及んでいます。州を越える多くの列車が起点としているためグランド・セントラル駅を「長距離列車の発着ターミナル」とする見方がありますが、メトロ・ノース鉄道は近郊鉄道と呼ぶのが本来的であり実際、アムトラックのような正しい意味合いでの長距離列車はペン・ステーション発着です。運賃は距離比例制で、WebTicketで購入した場合、駅で購入した場合、車内で購入した場合で値段が変わります。またオフ・ピークの割引があります。例えば、ハドソン線でグランド・セントラル駅からビーコンまで乗車した場合、車内では$20ドル、駅では$15.25ドル、WebTicketでは$14.49ドルです。オフ・ピークではそれぞれ、$17.00ドル、$11.50ドル、$10.93ドルとなります。(いずれも2006年12月現在)。

2008年3月1日より運賃が値上げとなります。例えば現行のゾーン1内の$5.50ドルは$5.75ドルとなります。詳しい情報は
MTAの情報を参照ください。サイトではProposedと記載されていますが既に承認されていますので、3月より値上げが実施されます。

   メトロノース鉄道路線図     メトロノース鉄道時刻表     メトロノース鉄道運賃

MTAロングアイランド鉄道(LIRR)
[Long Island Railroad]
Ticket Receipt
[Long Island Railroad]
ロングアイランド鉄道(LIRR)は、ペンステーションから発着しイースト・リバーを超えてロングアイランド内にその路線網を伸ばす鉄道で、ジャマイカ駅がその中でもJFKや地下鉄への接続、支線への分岐など重要な役割を示します。ペン・ステーションの13番線〜18番線がロングアイランド鉄道の発着番線です。Port Washington線, Hempstead線, West Hempstead線, City Terminal Zone, Far Rockaway線, Oyster Bay線, Port Jefferson線, Babylon線h, Long Beach線, Ronkonkoma線とMontauk線に分かれます。運賃は距離比例制で、オフ・ピーク割引があります。また、車内・駅・WebTicketそれぞれで値段が違います。例えばペンステーションからジャマイカまでは車内$12.00ドル、駅$7.00ドル、WebTicket$6.65ドルです。またオフ・ピークではそれぞれ$10.00ドル、$5.00、$4.75ドルとなります。最も遠いMontauk駅までは駅で購入した場合$20.00ドルです。(2006年12月現在)

2008年3月1日より運賃が値上げとなります。例えば現行のゾーン1内の$5.75ドルは$6.00ドルとなります。詳しい情報は
MTAの情報を参照ください。サイトではProposedと記載されていますが既に承認されていますので、3月より値上げが実施されます。

   ロングアイランド鉄道路線図     ロング・アイランド鉄道時刻表・運賃

PATHトレイン
[PATH Train]
PATH(Port Authority Trans-Hudson)は文字通りハドソン川を隔ててニュージャージーとマンハッタンを接続する連絡鉄道で5つの路線があります。マンハッタンは6番街・33丁目とワールド・トレード・センターがそれぞれターミナルになります。路線は1) 33丁目⇔ホーボーケン、2) 33丁目⇔ジャーナル・スクエア、3) 33丁目⇔ホーボーケン⇔ジャーナル・スクエア、4) ワールド・トレード・センター⇔ホーボーケン、5) ワールド・トレード・センター⇔ニューアーク・ペン・ステーションです。33丁目をターミナルとする路線は、マンハッタン内では、23丁目、14丁目、9丁目そしてクリストファーストリートから乗車できます。ニューアーク・ペン・ステーションでNJトランジットに乗換となります。NJトランジットへはホーボーケン、ニューアーク・ペン・ステーションで乗り換え可能でニュージャージー州とニューヨーク州のオレンジ・カウンティ、ロックランド・カウンティへ連絡しています。ニューアーク空港へは、ニューアーク・ペン・ステーションでNJトランジットに乗換えが必要になってしまうため、PATHトレイン駅付近以外からニューアーク空港へ行く場合の利便性は低くホーボーケンなどでの足と考えた方が良さそうです。料金は"QuickCard"という、メトロカードのようなカード(ベンディング・マシンも似ています)で支払います。片道$1.50ドル (2008年3月2日より$1.75ドルに値上げ) の均一運賃で、11回の回数乗車カード(回数券)が$15.00、20回が$24.00、40回が$48.00です。 *2008/3/2の値上げに伴い回数券なども値上げとなります。

  
PATHトレイン路線図     PATHトレイン時刻表

ニュージャージー・トランジット (New Jersey Transit)
[New Jersey Transit]
NJ TRANSITはニュージャージー州の通勤の大動脈です。11の本線と3つの支線がありAtlantic City Rail Lineを除いてセカーカス(Secaucus)駅においてそれぞれ接続・乗り換えが可能です。Retitan Valley線だけはセカーカスを通らないのでニューアークでの乗り換えが必要になります。マンハッタンへはホーボーケン(Hoboken)からパストレインに乗り換えるか、ニューアーク・ペンステーション行きに乗ることになります。いずれにしてもセカーカスでどの路線に乗るかきちんと行き先を知っておかないとその後分岐していきますので注意が必要になります。運賃は距離比例制で最低運賃は$3.00ドル、ペン・ステーション⇔ニューアーク空港間は$14.00ドルです。ニューヨークとニューアークの各ペン・ステーション間は$3.75 $4.00 (片道)です。しかし、ニューヨーク・ペンからニューアーク空港までとなると片道$15.00と急に高くなります。従って安価なPATHトレインを利用しニューアーク・ペンで乗り換えた方($1.75 + $7.75)が安価となります。ニューアーク・ペン・ステーションと空港間は1区間ながら運賃は$7.75と割高です。

  
NJトランジット路線図     NJ Transit時刻表・運賃

スタテン島鉄道 (Staten Island Railway-SIR)
[Staten Island Railway]
スタテン島鉄道はMTAが運営する鉄道です。スタテン島内の孤立路線で他のどの鉄道との接続もない特殊な鉄道です。1966年より運行が開始しMTA地下鉄と同じシステムを用いているため同地下鉄のR44型車両を利用しています。運行はスタテン島高速鉄道運行局により行われ、MTAの下部組織です。島内に23の駅がありスタテン島フェリーのセント・ジョージで接続しています。料金はメトロカードで支払いバスとの接続は2時間以内であれば無料です。

  
スタテン島鉄道路線図     スタテン島鉄道時刻表

アムトラック (Amtrak)
[Amtrak]
最後にご紹介するのはAmtrakになりますが、こちらは通勤ではなく長距離列車でアメリカ国内、カナダを結ぶ列車です。ワシントンDCとの間の連絡特急もありペンステーションに発着します。主な近隣都市との所要時間、運行頻度は以下の通りです。ボストン、フィラデルフィア、ワシントンDCとの行き来は空港での所要時間や料金、到着場所を考慮するとアムトラックの利便性の高さが際立ちます。

ボストン・ニューヨーク間 : 1日18本 4時間 $64
フィラデルフィア・ニューヨーク間 : 1日42本 1.5時間 $49
アトランティックシティ・ニューヨーク間 : 1日5本 1.5時間 $55.60
ワシントンDC・ニューヨーク間 : 1日33本 3.5時間 $74
ナイアガラフォールズ・ニューヨーク間 : 1日4本 8.5時間 $63

ペンステーションに発着する列車名、区間:

Acela Express (Boston, MA - Washington, DC)

Regional (Boston, MA - Washington, DC - Newport News, VA)

Metroliner (Washington, DC - New York, NY)

Adirondack (New York, NY - Montreal, Quebec)

Carolinian and Piedmont (Charlotte, NC or Raleigh, NC - New York, NY)

Crescent (New York City, NY - Atlanta, GA - New Orleans, LA)

Empire Service (New York, NY - Niagara Falls, NY)

Ethan Allen Express (New York, NY - Rutland, VT)

Keystone (Harrisburg, PA - Philadelphia, PA - New York, NY)

Lake Shore Limited (Chicago, IL - Boston, MA or New York, NY)

Maple Leaf (New York, NY - Toronto, Ontario)

Silver Service/Palmetto (New York, NY - Savannah, GA - Tampa, FL or Miami, FL)

The Federal (Boston, MA - Washington, DC)

Three Rivers (New York, NY - Philadelphia, PA - Chicago, IL)

Vermonter (Washington, DC - New York, NY - St. Albans, VT)

Cardinal/Hoosier State (New York - Washington, DC - Cincinnati, OH - Chicago)


  
アムトラック時刻表      アムトラック路線図      Amtrak公式サイト

 ニューヨークの水上交通機関

ウォーター・タクシー
[NY Water Taxi]
黄色い船体が特徴の水上タクシー。マンハッタンが水に囲まれた島であればこその交通機関。マンハッタンでは西44丁目・ピア84、西23丁目・ピア63、ワールド・トレード・センター、バッテリー・パークのスリップ6、ウォール街のピア11、サウス・ストリート・シーポート、東34丁目に停まります。マンハッタンの対岸へはクイーンズのハンターポイント、ブルックリンのウィリアムズバーグ、フルトン・フェリー・ランディング、アーミー・ターミナル、ニュージャージーのパウラス・フックにそれぞれ停まります。

料金は区間によって異なりますが、通勤サービルが約$5.00です。また、大人一人$20.00-$25.00のツアー料金もあります。

  
水上タクシー路線図     運賃・時刻表

NYウォーター・ウェイ
[NY Waterway]
マンハッタンとニュージャージーを連絡するフェリーです。ミッドタウン・西39丁目から、ウィーホーケンのポート・インペリアル、リンカーン・ハーバー、ホーボーケンの14丁目とNJトランジットの駅、エクスチェンジ・プレースの4箇所へ、ロウワー・マンハッタンのワールド・フィナンシャル・センターからも同じ4箇所へ、そしてピア11からホーボーケン(NJトランジット駅)、リバティ・ハーバー、ポート・リベルテの3箇所へ、それぞれ11の路線があります。ミッドタウン路線が大人片道$6.00、ワールドフィナンシャル・センター線が$4.00-$9.00、ピア11線が$4.75-$9.00です。ベッドフォードまでの路線はいずれもやや高く、$19.50です。ピアまでは5番街、ペン・ステーション、グランド・セントラル駅などから無料のシャトル・バスが出ています。

    NYウォーターウェイ路線図     運賃・時刻表

スタテン島フェリー
[Staten Island Ferry]
バッテリー・パークのホワイトホール・ターミナルからスタテン島のセント・ジョージ・ターミナルまでを連絡するフェリー。スタテン島住民からの強い声があって、それまで50セント取っていた料金が1997年に無料になりました。運行は30分毎で通勤ラッシュ時は15分〜20分ヘッドとなります。バッテリー・パークの東寄りの埠頭から24時間運行していて、スタテン島はセント・ジョージ埠頭に到着し、バスやスタテン島鉄道と接続しています。

   スタテン島フェリー時刻表
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Last Update : 2008/11/16
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