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ミュンヘン・基本情報、観光情報

 Map of Germany


基本情報
大陸: ヨーロッパ大陸
国: ドイツ連邦共和国
正式名称:Bundesrepublik Deutschland
略名: BRD
地方: バイエルン
英語名:Bavaria
都市名: ミュンヘン
ローカル名: München
英語名: Munich

北緯: 48:08:00N
東経: 11:35:00E
標高: 508m / 1669ft

通貨:ユーロ
郵便番号: 80000 - 81929
市外局番: 089
タイムゾーン:
Central European Time (CET)

ミュンヘンの人口
1,298,537人 (1999年)
面積:
310.5km2 119.9 mile2
人口密度:
4256 inh/km2
11022 inh/mile2
ミュンヘン概要
ミュンヘンは、ドイツ最大の州バイエルン(英語名ではバヴァリア)の州都でベルリン、ハンブルグに次ぐドイツ3番目の都市です。ドイツ国内でも1、2を争うほど治安が良く、生活インフラの整備が進んでいて調査によれば世界で「海外駐在員が最も住みやすい都市」のベスト8に入っています。ミュンヘンはバヴァリアン・アルプスの北から流れ出てドナウ川に注ぎ込むイザール川に面した都市で、比較的地方分権が進んでいるドイツにあって珍しく一極集中型の都市を形成しています。市のモットーは長いこと「Die Weltstadt mit Herz」(The world city with a heart)でしたが、最近「Munchen mag dich」(Munich loves you)に変わりました。

ミュンヘンの語源は、修道僧(Munch)と小僧(munichen)から由来し「修道僧が住む所」の"bei den Monchen"がその都市の語源とされています。そのためミュンヘン市のワッペンは黄色にフードのある黒いの修道服を着た、聖書を手に持った小僧が描かれています。19世紀末のミュンヘンはまさに「芸術都市」と称されミュンヘン分離派や青騎士などの芸術活動が多くみられています。ミュンヘンにはバイエルン放送交響楽団とミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が拠点を置いておりいずれもドイツを代表するオーケストラです。前者はレジデンツにあるヘラクレスザールで、後者はガスタイク文化センターで定期演奏会を行っています。また、1972年に開催されたミュンヘン・オリンピックがよく知られており、イスラエル選手団の選手とコーチ合計11人が犠牲となるオリンピック史上最も悲しい出来事が起きています。ミュンヘンには2つのプロ・サッカー・チームがあり、いずれもブンデスリーガー所属で、1860ミュンヘンとバイエルン・ミュンヘンの2チームです。2006年にFIFAワールドカップドイツ大会が開催され、その開会式会場となった「アリアンツ・アレナ」を両チームともホーム・スタジアムとしています。

ミュンヘンの地理と気候
ミュンヘンはアルプス山脈の北から約50Km付近にあり標高は約520メートル、ノーザン・アルパイン・フォアランドに位置しています。このエリアは南部が氷堆石に覆われているのに対して北部はアルプス山脈の蠕動の影響を受けない、肥沃な砂地の台地となっています。ミュンヘンはアルプス山脈の北の端に位置している関係で降水量は比較的多く、突然のシャワーなども時々あります。気温はその寒暖差が昼・夜、そして夏・冬で大きい。冬はアルプス方向からの暖かい風によって一気に気温を変化させることがあります。冬季は12月〜3月でこの期間は一般的な温帯気候と比べ寒いといえます。しかし、降水量が多いのも冬季という点が特徴的です。最も気温が下がるのは1月で平均が-2℃に下がります。また降雪は多く数週間にわたって雪に覆われることも珍しくありません。夏は比較的涼しく平均気温は19℃、最も気温が高いのが7月です。夏季は5月〜8月となり時々雷雨があります。

ミュンヘンの経済
ミュンヘンは「ビールの街」をしても知られています。大小多数のビール醸造所が市内にあり、バイエルン州のビール生産量はドイツの2/3を占めています。1年に1度開催される「オクトーバー・フェスト」がよく知られ世界中から観光客が集まりこの時期が最も多くの旅行客で賑わいます。また、BMWの本社があり、メルセデス・ベンツ、フォルクス・ワーゲンとともにドイツの自動車産業の牽引役を担っています。
銀行と両替
銀行の営業時間はまちまちですが、およそ以下のようになります。開店は平日が午前9時〜午後1時か2時、そして午後2時〜4時。木曜日だけが閉店時間が遅く午後5時もしくは6時まで営業しています。殆どの銀行は土日は休みとなります。しかし、ほとんどの銀行で24時間営業のキャッシュディスペンサー、およびクレジット・カードによる引き出しが可能です。セントラル駅での営業は朝6時〜夜11時まで、で、フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港では朝7時〜夜8:30まで営業しています。

クレジット・カード
ミュンヘン市内のほとんどのホテル、レストラン、お店、駅、タクシーなどで主要クレジット・カードが使えます。サイン方式ではなく暗証番号方式のみを受け付ける場合があります。しかし100%ではないので、小額のユーロは持ち合わせておいた方が良いでしょう。

ミュンヘンでの自動車運転
ドイツは、その他多くの国と同様「右側通行」です。従って自動車だけでなく自転車や鉄道、歩行通路においても右側通行の原則となります。アウトバーンは速度制限がないことで知られていますが、一部危険なエリアにおいては速度制限つきの区間がありますので、スピードの出し過ぎには注意しましょう。

電源
ドイツの電圧は230ボルトです。基本的には電器製品は110ボルトでも使えるように設計されているものが多いですが、コンセント形状はCタイプが主流なので日本から電器製品を持ち込んで使用する場合はアダプタと変圧器が必要になります。日本よりも電圧が高いためワット数の大きい電器製品を使用することはできないと考えてください。

チップ
ドイツにもチップの習慣があり、サービスを受けた際にチップを払いますが、アメリカほど一般化されているとはいえません。また多くのホテル、レストラン、カフェ、バーなどはサービス・チャージを含んでいることが多くこの場合はチップは必要ありません。チップは5〜10%が目安です。タクシーやポーターにはチップを払いましょう。

言語
ローカル言語はドイツ語ですが、多くの人が英語を話せます。

新聞
ドイツのメジャー紙の一つが「Suddeutsche Zeitung」でドイツ国内外の主要ニュースを扱います。「Münchner Merkur」は地元の有力紙で国内外のニュースと同様主にミュンヘンと周辺エリアの詳細情報を扱っています。こうした新聞は市内の色々な箇所で入手可能です。

薬・薬局
処方箋のある薬、またない薬とも一般的に月曜〜金曜日の朝8:00〜夕方6:00、7:00まで手に入れることができます。土曜日はおよそ8:00am〜12:30-2:00pmまでの営業が一般的です。また市販薬はドラッグストアがあり、そこで入手可能で営業時間は他の店とほぼ同様です。24時間営業のドラッグ・ストアもあります。

警察と緊急連絡サービス
警察への電話は日本と同じ110番です。消防と救急車を呼ぶ場合は112番です。旅先で何かあった場合は迷わずホテルのスタッフに助けを求めてください。スタッフが緊急サービスに連絡し必要な措置が取れるように対応してくれるケースが殆どです。

郵便
郵便局は朝8:00〜夕方6:30pmまでの営業で、土曜日は昼12:30〜2:00までは休業となります。また日曜日は休業です。

ショッピング
ミュンヘンのお店はたいてい朝9:00〜10:00にオープンし、夜6:00〜8:00が平均的な閉店時間となります。そして日曜日は殆どの店が休業しますが、ガソリン・スタンドやコンビニエンス・ストア、ファスト・フード店などは開店していることがあります。

喫煙
基本的に公共エリアでは禁煙です。多くのホテルで禁煙ルームが設けられており禁煙フロアがあります。パブ、ナイトクラブ、カフェ、レストランなどの喫煙は許されておりますが分煙が進んでいます。

タクシー
ミュンヘンの殆どのタクシーは豪華でメルセデス・ベンツを利用しています。料金はメーター制なので距離や渋滞状況などによって変わります。目的地に到着したらメーターに表示された金額を払ってください。もしトランクなどに荷物を入れてもらったりした場合は小額のチップを支払ってください。タクシーの数は多くほとんどの大きなホテルや観光地で簡単にタクシーをつかまえることができます。

鉄道
ミュンヘンは近郊都市交通網としてSバーン、都市圏交通としてUバーン(地下鉄)路線網が整備されています。Sバーン(S-Bahn)はドイツ語圏の都市で、各国の国鉄やそれに準ずる公的機関などが運行している都市内・都市近郊鉄道のことを称する言葉で、地下鉄 Uバーン(U-Bahn)に対する言葉として使われています。元々はベルリンの東西を走行する高架軌道シュタットバーンを走行する列車のことを指していました。ミュンヘン地区を走るSバーンはS1,S2,S4,S5,S6,S7,S8,S20,S27,Aの10系統があります。S20,S27,Aを除く系統は市中心部の地下線を経由しています。S1,S8系統はミュンヘン国際空港へ連絡しています。ドイツ国鉄(DB)のミュンヘン中央駅にはICEなど多くの長距離列車が発着しています。

テレフォン・カード
テレフォン・カードは郵便局や街角のキオスクで入手可能です。カードは何種類もあって携帯電話を使うよりもはるかに安く電話をかけることができます。ドイツの国番号は49でミュンヘンの市外局番は089(国際電話の場合は頭の0は削除)です。電話番号案内は11833、国際電話案内は11834です。

タイムゾーン
ミュンヘンのタイムゾーンはグリニッジ標準時+1時間のCentral European Time (CET)です。3月末〜10月末まではサマータイムで1時間早まります。

ミュンヘンへの旅行
ミュンヘンは交通機関が整備されていて、ミュンヘン空港(フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港)からはタクシー、電車などで市内へのアクセスが容易です。空港は中心部から約22マイル(35キロ)のところにあり、SバーンのS1とS8が乗り入れています。また空港から市内へのバスも出ています。タクシー料金は平均55ユーロです。

消費税とタックス・フリー・ショッピング
ドイツの消費税は16%の内税方式で、2007年から税率が19%になります。「Tax-Free for Tourists」と書かれたお店での買い物は店で所定の用紙に記入をし、出国前に税関で荷物検査を受ける際にこの用紙を提出して税分の変換を受けることができます。

ドイツ入国ビザ
EU加盟国からの入国者にはビザは必要ありません。EUシェンゲン協定加盟国(スペイン、ポルトガル、フランス、ドイツ、イタリア、オーストリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、デンマーク、ギリシア、キプロス、チェコ、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、マルタ、ポーランド、スロバキア、スロベニア 、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンなど)経由で入国する場合はドイツでの入国手続きの必要はありません。日本国籍のパスポートを持っている場合、半年間に3ヶ月以内の滞在期間であればビザは必要ありません。

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Last Update : 2007/01/27
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