フィリピン(正式にはフィリピン共和国)は7,100以上の大小の島から構成されている、赤道よりやや北に位置する亜熱帯の国で、面積は299,404km2と日本の約8割り程度の大きさです。総人口は8,300万人。8割以上の人がローマ・カトリック教徒。人種はマレー系が9割を占めています。首都マニラはその中で最も面積の大きいルソン島の南西部に位置している人口約1,000万人の巨大都市で12の市と5つの行政区によって構成されています。この集合体は「メトロ・マニラ」(マニラ首都圏(National Capital Region, NCR))が正式名称です。以前はケソン市が首都でしたが、メトロ・マニラに吸収されたので現在では首都=マニラとされています。マニラという名称はタガログ語のMaynila(マイニラ)=「ニラッド(という植物)の生える場所」とから由来しているとのことです。日本のODAにより2001年にはMRTと呼ばれる鉄道も整備されて市民の足を支えています。以前は、「東洋の真珠」とも呼ばれ美しい街と呼ばれたマニラですが、今でもそこここにその名残りを残しています。美しい風景と雑然とした街の光景が交錯しながら存在するこのマニラの様子をエリアごとに分類した写真でご紹介したいと思います。